2026.03.19

この先を想像してみた

AIによって「仕事ってどう変わるんだろう」くらいの、軽い興味でした。

企画も、編集も、提案書も、AIがどんどんうまくなっている。

スピードも精度も上がって、人間より良い結果を出す場面も増えてきた。

それ自体はすごいことだし、便利だと思っています。

 

でも、少し経ってから、別の問いが出てきました。

 

「じゃあ、人間の価値ってどこに残るんだろう。」

 

答えは、まだ出ていません。今も、正直よくわかっていない。

以前は、「AIを活用し、より良いものをつくることが人間の仕事だ」と思っていました。

 

でも最近は、少し違う気がしています。

「良いものをつくる」より先に、「何が良いのかを決める」ことのほうが、実は難しくて、大事なんじゃないか、と。

 

AIはすごく速く、すごく丁寧に答えを出してくれます。でも「なぜそれを選びたいのか」は、感じていない。ゴールを決めるのは、やっぱり人間だな、と。

 

だから今は、人間がいちばん関わるべきなのは、「答えを出すこと」よりも、「何を問うかを決めること」だと思っています。

 

たとえば、広報の仕事でも同じ。

自分たちはターゲットに対して、どう見られたいいのか。何を大切にしている会社なのか。理念を前に出すのか、規模を前に出すのか。このメッセージ、今出すべきなのか。

 

これに正解はありません。データで決まるわけでもなく、結局は価値観と感覚でしか決められない。

 

あと、これは完全に感覚の話なんですが、

「なんか、この言葉、伝わってない気がする」とか「なんか、社員の顔が少し疲れてきたな」とか「きれいにまとまってるのに、なぜか心が動かない」とか。

 

そういうふわっとした「違和感」って、データには出てこない。

でも、その「なんか」を無視したとき、だいたい後で後悔することが起きる・・・。

 

うまく言えないのですが、数字になる前のその感覚を、ちゃんと拾える人間でいたいな、と思っています。

賢くなくていいから、鈍感にはなりたくない感じ。

 

結局、人間の仕事って「決まった課題を解くこと」じゃなくて、「まだ言葉になっていない課題を見つけること」なんだと、最近は感じています。

 

そのうえで、意味を与えて、余計なものを削って、伝わる形に整えて、届けていく。

 

AIをうまく使いながら、でも流されすぎない。そのバランス、まだ全然つかめていないんですが、それを考え続けることが今の自分の仕事な気がしています。

 

AIが進化しても、人が本当に求める「本質の部分」は、たぶん変わらないと思っています。

だからこそ、まだ言葉になっていない価値や想いを一緒に見つけて、人の心に届く形に変えていきたい。

 

「はっとする」って、たぶんそういう、手触りのある場所から生まれると思っています。

その感覚を大切に、これからも仕事していきます。

 

Joe