2023.06.13

―ウィズコロナ、アフターコロナの映像制作―

はじめまして、サイズビジョンです

2020年の初頭はじまったコロナ禍は、それまでの社会システムや常識のみならず人々の考え方や価値観をも変えてしまう歴史的な転換点だったと思います。
今回はコロナ禍を経験したこれからの映像制作業界についてお話しをさせて頂きます。
日本ではパンデミックと言われる前から日々進歩する映像表現の多様化は進んでいましたが新型コロナウィルスの影響を受け、多くの事が、短期間に大きく変わりました。
例えば展示会やイベント、企業PR、リクルート、株主総会や会議など
これまでの対面方式から配信やリモートにシフトし、それらに含まれることが多いコンテンツ等、映像における役割はリアルを補完するものとして一段と重きを増しています。
その上、YouTubeやTikTokをはじめとした動画配信サービスは、「スマホで動画を見る」をより身近なものとし、映像は一方向のテレビからと言われた20世紀では、想像も難しい配信ツールが劇的に進化し、興味をもって視聴するコンテンツと裾野の広がりに対応した制作が求められます。
現に2021年の日本の広告費で、インターネット広告はマスコミ4媒体を初めて上回り前年比121.4%の2兆7052億円となりました。
サイバーエージェント社が電通を時価総額で一時逆転するという事態は時代の流れを大きく感じさせ、映像制作会社には多方面から注目が集まることになります。
今、映像制作の業界には、印刷会社やWeb会社など多くの企業が参入しています。
YouTuberの参加も顕著です。
エンドユーザーはこれら新規参入企業を含め、映像制作集団の中から、どの会社と連携すべきか?
常に感性と技術を磨き続け、新しい付加価値を提供できる会社が優位性を発揮するものと思われます。

―変えてはいけないこと、変えなくてはいけないこと―

実際に家庭のパソコンで動画制作も可能で、動画配信サービスではセンスの良い短篇映像を見ることができます。
プロの目からみても「ハッ」と驚かされるクォリティーに接することがあります。
しかし長編ではどうでしょうか?シナリオを考え、訴求するテーマをはっきりとさせるべく起承転結も必要でしょう。
画創りにはルールがあり、映像と音声の効果で抑揚を付加する最適な手段とクォリティーを制作者は常に考えます。
一方で年々進歩する機材、昨今ではPCの周辺機としての意味合いが強くなりましたが価格面も再現性も格段に進化しております。
目的にあったコンテンツの企画・制作だけではなく、コンテンツが発信される場は適切なのか、web戦略と併せた有効な手段は必要ないか?
ニーズを把握し、常にアンテナを張り巡らせ、最適化を図る必要があります。
今後の制作会社像は質の高い映像提供は勿論のこと、クライアントの懐に入りインナー、アウターを問わず効果的な広報活動を、仕組みから提案できる、ある意味お客様の広報部員として、コンサル的なアプローチができる映像制作集団が選ばれように思います。